アディレ今昔記

アディレとはナイジェリアのヨルバ族伝統の藍染め布です。

アフリカでいつ頃から藍染が始まったのか、またその起源ははっきりしていませんが、藍の防染技法はインドネシアからアラビア半島に伝わり、そこに住んでいたジュクン族の人々が長い時間をかけてチャドを経てナイジェリアの中東部に移住して防染技術がもたらされ、 19 世紀中頃には定着していたと考えられています。

アディレには絞り、型置き、でんぷん糊、など様々な防染方法があります。

中でもSOLOLAが注目したのは、キャッサバでんぷんで柄を描いたアディレ•エレコ(Adire Eleko)です。

びっしりと布を埋め尽くす模様はどれも意味があり、モチーフはヨルバ族の生活や文化に密着したもので、大変美しく独特な魅力があります。

今から100年ほど前にアディレ•エレコは生まれました。

そのきっかけとなったのが、ナイジェリアに大量の綿布が持ち込まれたことです。

その生地は薄くて体に巻き付けやすく、見た目も美しかったのです。

それまでのアディレは手紡ぎで手織りの分厚い綿布に簡単な絞りを施したものでしたが、 人々は機械紡績の細い糸を使った機械織機による高密度でなめらかな織物を気に入り、その布でアディレを作るようになりました。

薄い綿布は大変使いやすく細かい柄を表現ができるので、その頃からエレコ(キャッサバ糊防染)や絞りの緻密なアディレが作り出されました。

時は流れ、今では誰も本物のアディレを着ていません。

人々は合成染料で極彩色に染められたバティック(ろうけつ染め)、アフリカンプリント、レースなどを好んで着ています。

過去には数多くあった藍の染め場や職人も後継者が見つからぬまま亡くなってしまいました。

SOLOLAはわずかに残る職人を頼りに、アディレ•エレコの生産をしております。

職人の減少とともに技術が衰退してしまった今、昔の美しく細かいアディレを目指して技術向上に取り組んでいます。

Eleko before and after dyeing

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