初めてのアディレ注文

ナイジェリアから藍染のアディレ布が届きました。
この注文は特別だったので、布を手にしたときの感動もひとしお。

なぜかというと、これが日本から行なう初めての注文だったからです。
私が関わったのは注文数と内容の決定だけ。
その他すべてを生産者さんにおまかせする、ハラハラドキドキの試みでした。

いつもだったら一回の注文で何度も生産者さんと顔を合わせ、そのつど品質の確認をしていましたが、柄の間違い、にじみ、だんだん模様が粗くなるなどの問題はよく起こり、このままでは日本からの注文どころか、毎回の品質の維持すら難しく思えました。

そんな時に日本帰国が決まり、後ろ髪をひかれる思いでナイジェリアを後にしました。

Eleko designer

Eleko designer

そして、今回の注文です。

思い切ってすべてを生産者さんにおまかせしました。
そうするよりほかはなかったのですが、やっぱり、心配でした。
売れるものが一つもできないことも十分あり得たからです。

そして先日、待ちに待ったアディレの包みを開くと、
そこには素晴らしい仕上がりのアディレがありました。

「すごい、どれもすごく良いアディレ…」

布に触れる手がふるえて、なんだか力が入らない。
頭は予想以上のアディレの出来に戸惑っているようでした。

IMG_3399
仕上がったアディレからは生産者さんの様子が伝わってきました。

ある人の仕事は、
「格段に上手くなっている!!ああ、何も言わずとも自分から技術を高める努力をしてくれたんだ」

またある人は、
「うん、上手い!…あれ、こっちの線はいつもより太いな。やっぱり顔を合わせていないと気が緩んでしまうのかな。」

ある人は、
「まっすぐな直線が苦手だったけれど、回を重ねるごとに線が安定してきている!」

などなど…
みんなそれぞれに頑張ってくれたことが見て取れました。

今回届いたアディレには、今までで一番の傑作とよべるものがいくつもありました。生産者さんが自力で「良いものを作り続ける力」を持つことを目標に3年間続けたことがようやく実を結んだ気がしました。

「任せる」って意外と難しいなぁ、と思うんです。 相手を信頼して、また相手も責任を持たなくてはならない。そういう当たり前のことが、西アフリカや、特にナイジェリアでは難しい。
また、日本の職人さんとこちらの職人さんとでは仕事の捉え方や姿勢がかなり違います。信頼関係ができても、ついつい過保護になってしまったり、失敗した時の金銭的なリスクもある。
でも、思い切って任せてみるって、大事なことなんですね。

きっと1年前に同じ事をしたら、こうはいかなかったはず。
求めるものも、いつのまにか高い水準になっていました。
これまでの生産者さんの努力が形となって、いまここにあります。

沢山の人に支えられて生まれたこの布は、ほんとうにきれいで、さまざまなことに思いを馳せると、さらに輝いて見えるのでした。

布の一部をネットショップにアップしました↓
http://solola.thebase.in/items/1451883
みなさま、ぜひご覧下さい♪

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